こんにちは。
キッチンの間取りで「冷蔵庫の位置をどうしたらいいか」というご質問をよく受けます。
キッチンの間取りを決めるのに、冷蔵庫の位置は作業動線に合わせるのがおすすめです。
今日は、
- キッチンの間取りで冷蔵庫の位置はどうするか?
- 冷蔵庫は作業動線に合わせるのが基本なのはなぜか?
の2点について、図面で解説していきます。
実際にお料理をしているときを思い浮かべながら、読んでいただくとイメージがつかめると思います!
【キッチン間取り】冷蔵庫の位置をどうするか?
「キッチンの間取りをどうするか?」
家の中の主役ともいえる「キッチンの間取り」を使いやすくするには、冷蔵庫の位置がキーポイントとなります。
まずは、キッチンの間取りを決める大原則をお伝えします。
キッチンの間取りを決める大原則
キッチンの間取りを決めるには、大原則があります。
それは、キッチンを構成する次の3つの要素の配置です。
3つの要素とは
- 冷蔵庫
- シンク
- コンロ
です。
この3要素の配置のバランスが良いことが、キッチンの間取りの条件です。
冷蔵庫、シンク、コンロを作業中に行き来すると下の図のような三角形になります。
三角形の辺の長さの合計の目安は、
3.6m~6.0m
が適当です。三角形の辺の長さが短すぎたり、長すぎたりすると作業しにくいキッチンになってしまうので、キッチンの間取りを考えるときは、この長さの範囲に収まるようにするのがポイントです。
動きやすく、使いやすいキッチンを目指しましょう。
シンクとコンロは、キッチンの長さでほぼ決まっています。
ですから、残る「冷蔵庫」の位置が、ワークトライアングルを決定するというわけですね。
冷蔵庫だけが自由
冷蔵庫、シンク、コンロのうち、位置を自由に変えられるのは「冷蔵庫」のみ!
こうなると冷蔵庫は、キッチンの間取りを決めるキーマンともいえます。
冷蔵庫の位置を具体的に決めるためにもうひとつ大事なことは、キッチンでの作業動線に合わせていくということ。
冷蔵庫は作業動線に合わせるのが正解
冷蔵庫は、キッチンでの作業動線に合わせて決めていきましょう。
作業動線とはお料理を作るときの一連の動きを追った道筋のことです。
キッチンでお料理をつくる工程は?
キッチンでお料理をつくる工程はたいてい次のようになりますね。
ここから分かるように、キッチンで作業するときは冷蔵庫から材料を取り出して、シンクや作業カウンターへ移動するのが流れとなります。
この流れの通りに冷蔵庫が配置されていれば、動きがスムーズに!
【壁付けキッチンの間取り】冷蔵庫の位置
作業の順番通りに冷蔵庫が配置されているキッチン間取り例です。
【対面壁付けキッチンの間取り】冷蔵庫の位置
これは、キッチンが対面式になっても同様です。
冷蔵庫から、次の作業へスムーズに動ける配置を考えていけば、キッチンの間取りが完成します。
まとめ
今日は、
- キッチンの間取りで冷蔵庫の位置はどうするか?
- 冷蔵庫は作業動線に合わせるのが基本なのはなぜか?
の2点について、図面で解説しました!
キッチンの間取りで、冷蔵庫の位置に迷ったら、お料理をつくる順番を思い浮かべてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、また。
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