片付けられないという悩みをかかえて、なんとなくもやもやとしていませんか。片づけられないのは、身のまわりにあふれるモノをうまく捨てられないからかもしれません。
ここではあなたがモノを捨てられない理由とその対処法をご紹介していきます。
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部屋中にあふれているモノたち
たとえば朝のリビングルーム。テーブルには読みかけの雑誌、ソファーには脱ぎっぱなしの服、床には横たわったバッグ…、思わず出るため息、あなたはこんな経験ありませんか。
「部屋中にあふれているモノをどうにかしたいのに、いざとなると、なかなか捨てることができない。」こういった悩みを持つ方はたくさんいらっしゃると思います。
では、どうしてモノを捨てることができないのでしょうか。ここではモノが捨てられない5つの代表的な理由をあげてみました。
きっと、あなたに当てはまるパターンがあると思います。モノを捨てられない理由が分かれば、案外カンタンにモノを手放すことができるようになるかもしれません。
モノが捨てられない5つの理由と対処法
①モノは大切にしないといけないから捨てられない!
たいていの人は、幼いころから、「モノを大切にしなさい」と教えられて育ったのではないでしょうか。では、モノを大切にするとは、いったいどういうことでしょうか。
あなたは机の引出しや押入れの奥に、いつか使うから、まだ使えるからと、たくさんのモノをしまい込んでいませんか。
モノは人に使われるために存在しています。「大切にすること」と「しまい込むこと」は同じではありません。
使われないモノたちは、いつかいつかと出番を待っているかもしれません。あなたが使ってあげないのなら、モノを必要としている人のところへ送り出してあげましょう。
②高かったから捨てられない!
購入したとき、高いものだったから捨てられない!これはまさに捨てられない理由の王道とも言えます。
あなたのクローゼットに、何年も袖を通していない高価な洋服が眠っていませんか。
「高かったし、捨てるなんてもったいない!」
こう考えるのは当然です。こんな時、私はその洋服を着て鏡の前に立ってみます。
すると、
「ん??なにかが違う!!」
そうです。ファッションの流行は常に変化しています。そして私の年齢や体型も常に変化しているのです。あんなに素敵に着こなしていたはずなのに(?)まったくもって現実は厳しいのです。
あなたにも迷っている服があるなら、是非この方法を試してみてください。かなり確実に手放す決心がつくことでしょう。
そして、今の自分を素敵に見せてくれる洋服を買いに行きましょう!
③思い出の品だから捨てられない!
知人からいただいた旅行のお土産や、結婚式の引き出物など、思い出の品はなかなか捨てることができません。
木彫りの人形や記念のプレートなど、どう考えても使わないな~というモノでも、送り主の顔がちらつき、捨てるには忍びないこともありますよね。
そもそも、こういった種類のモノは、捨ててはいけないモノという思い込みがあるものです。まずはその思い込みを捨ててみてはいかがでしょう。
時には潔さも大切です。あなたにとって必要がないモノなら、手放しても何も問題はありません。
④小さいから捨てられない!
あなたの部屋に必要のないグランドピアノが置いてあるとします。どう考えても邪魔ですから、あなたはそれをどうにかして処分しようと考えるはずです。
このように大きなモノに対しては、比較的かんたんに捨てる意識がはたらくものです。ところが、小さなモノになると、とたんにガードがあまくなります。
たとえば片方だけになったピアス、とれたボタン、書けなくなったペンなど、どれも必要のないモノなのに、引出しの中でそのままになっていませんか。
このように小さなモノはなんとなく見過ごされていることが多いのです。モノの大きさに惑わされず、たとえ小さなクリップでも、「ひとつ処分した。」という達成感を味わってください。
⑤捨て方が分からないから捨てられない!
パソコンや家電製品は、使わなくなっても捨て方がわからず、ついそのままになっているという場合があります。
最近では、自治体のサイトや、ごみの捨て方がすぐに検索できる、ごみ分別のアプリなどもあるようです。上手に活用して、すっきりしましょう。
捨てすぎ注意!片付けはダイエットと似ている
さて、捨てられない理由とその対処法はお分かりいただけましたか。
なんだか急に身の回りのものを捨てたくなったのではないですか。
でも、ここで注意が必要です。それは、「急に捨ててはだめだ。」ということです。
実は、捨てることとダイエットはとてもよく似ています。過激なダイエットは、一次的には痩せるかもしれませんが、リバウンドする可能性が高いですよね。
捨てることに関しても、急に捨てるとバランスがくずれてストレスがたまり、また元の状態に戻ってしまう傾向があるのです。
あなたの身の回りのモノは、決して一日で増えたわけではありません。ですから捨てる時も少しずつ時間をかけて、自分のペースで行っていきましょう。
まずは捨てることを習慣にして、「捨て体質」になることが目標です。
「捨てられない」を克服して「捨て体質」になろう
これまでお話した捨てらない理由と対処法はいかがでしたか。「捨てられない」を克服して「捨て体質」になるには、とりあえず「モノを一日ひとつ捨てる」など、小さな目標を決めてそれを実行していきましょう。
実は私も実行しています。毎日捨てたモノ(手放したモノ)を写真に残しているので、こんなに捨てたという実感があり、楽しみにもなっています。
目標は確実にできそうなことから設定してみてください。そして、それが実行できたら次は「寝る前5分だけ片付ける」とか、お休みの日には「下駄箱や洗面所など、どこか場所を決めて片付ける」などレベルアップしていくのもよいでしょう。
そうしているうちに、1週間、1か月、1年後には、きっと「捨て体質」になっていることでしょう。
くれぐれも、ゆっくりあせらずに一緒にすすめていきましょう。
また、モノを手放すことは、なにも「捨てること」だけとは限りません。人に譲ったり、売ったり、寄付したりと、さまざまな方法があることをお忘れなく。
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