将来、整理収納アドバイザーとして仕事がしたい。そう思う方は、1級取得を目指して勉強を頑張っていらっしゃると思います。
1級の試験は、1次の筆記試験と、2次の研究発表という構成になっています。まずは1次試験を突破しなくてはなりません。
一次試験は100問のマークシートによる筆記試験で、テキストの内容をしっかり勉強しておく必要があります。
ただ、長らく試験というものからから遠ざかっていた方は、どうやって勉強したらよいのか悩んでいらしゃるのではないでしょうか。
また、お仕事や育児などと両立しながら試験に挑戦される方は、より効率よく勉強したいと思っているはず。
今日は、わたしの受験経験をもとに、できるだけ効率よく勉強する方法をお伝えしていきます。
Contents
整理収納アドバイザー1級試験の概要
整理収納アドバイザー1級試験概要をおさらいしておきます。
受験には、1級予備講座の受講が必要です。
1次試験
受験資格 | 2級認定かつ1級予備講座受講修了者 |
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受験料 | 8,640円(税込) |
時間 | 120分(2次試験説明 30分|筆記試験90分) |
取得期限 | 予備講座受講日からの期限なし(2年以内推奨) |
試験形態 | マークシート形式100問 |
合格基準 | 70点以上 |
2次試験
受験資格 | 1次試験合格者 |
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受験料 | 10,800円(税込) |
時間 | 約180分|2次試験説明30分|実技1人20分 |
試験形態 | 研究発表(プレゼンテーション形式 3~5名のグループで実施) |
取得期限 | 期限なし |
合格発表 | およそ2カ月後に郵送 |
合格基準 | 70点以上 |
2級の理論が土台になる
1級筆記試験の範囲は、当然のことながら2級で勉強したことも含まれます。むしろ、2級で学んだことがベースとなっていますので、『一番わかりやすい整理入門』はバイブルだと思ってください。
わたしの知人で、「1級のテキストのみ勉強して、一度目の試験に落ちちゃった!」という方もいますから、ここはしっかり認識しておいてくださいね。
勉強はまず全体感をつかむのが大事
試験勉強をするとき、「テキストを最初のページから読む」のは、挫折する可能性がとても高いので、おすすめしません。
わたしの場合は、だいたい20ページくらいで飽きるか、睡魔に負けます。
効率よく勉強するには、まず、勉強内容の全体感をつかむことがポイントです。つまり、これからどんなことを勉強するのかを把握するのですね。
具体的には「目次」を頭に入れる、ということです。
目次にはテキストの要点がズバリまとまっています。これをそのまま利用しちゃいましょう!
マインドマップで一目瞭然に
目次を頭に入れるには、目次をそのまま書き写してみてください。これが、単純ですが一番よい方法です。
わたしのおすすめは、マインドマップ!
マインドマップとは、情報や思考を整理するためのノート術です。中心から放射状に関連項目やイメージを連鎖させていくので、全体像を把握するのにとても便利です。
マインドマップについては、さまざまな解説があります。最近は専用のアプリなどもたくさんラインナップされています。
わたしは、勉強には手書きで利用しています。そのほうが記憶にフックできるのです。
これは、わたしが実際にテキストの目次を手書きしたマインドマップです。
書き方は、見よう見まねでOKです。
ひとつ大事なことは、必ず1枚の紙に書くようにしてください。
ここでのポイントは、全体像の把握なので、何枚にも分かれていると意味がなくなってしまいます。
そして、このマインドマップをいつも持ち歩いてください。私はテキストに貼り付けて、少しでも時間があれば、眺めるようにしていました。
こうして全体感をつかんでおくと、各章を細かく勉強するときに、どこの、どういった部分を勉強しているのかが、よく分かります。
断片的でなく、ストーリー性をもって覚えることができるので、テキストをいちから読むよりも、早く効率的に内容を把握することができるのです。
勉強は語呂合わせで楽しく
歴史の年号などは、面白い語呂合わせがありますね。それと同様に何かを覚えるとき、語呂合わせを工夫するのも効率的です。
1、2級の勉強は、3、4、5と、えいっと飛んで8の理論
3、4、5、8、これらは、整理収納アドバイザーの基本理論のポイントとなる数字です。さて、想像つきましたか?
それでは、ここで大事な理論の復習もしておきましょう。これらの理論は整理収納アドバイザーの根幹をなす理論なので、曖昧にせず、しっかり理解しておきましょう。
3はステージ理論
整理のレベルを表すもっとも基本的な理論です。スマイルマークの定義と、ステージ1から3までが、どう変化していくのかをチェックして。
4は基本領域図
物と人の関係をあらわす基本領域は4つからなります。アクティブ、スタンバイ、プロパティ、スクラップの用語と定義を確認してください。
また、これらの領域の割合から構成させる、4つのパターンの特徴をとらえてください。
5は整理収納スキル5つの鉄則
適正量、動線、使用頻度、グルーピング、定位置管理からなる5つの鉄則は、整理収納の具体的なスキルです。ひとつひとつの細かな内容を理解しておきましょう。特に使用頻度1~5の時間の定義と、頻度6の物の扱いなどは要チェックです。
8は整理収納の8つのステップ
整理収納のまとめとなる8つのステップ。ステップのうち、①と②は「区別」③④⑤が「整理」、⑥⑦⑧が「収納」です。
このフローを完全に理解すれば、基本理論は完璧です!
アウトプットをしっかりと行う
インプットができたら、アウトプットで知識を確認するのが大事。アウトプットは過去問題集などを解いていくのが一般的な方法ですね。
出題傾向をつかむ
整理収納アドバイザー1級試験対策用に、協会公式問題集アプリの用意があります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.jiscsoft.housekeeping&hl=ja
スマホ専用のアプリなので、スキマ時間でも効率よくアウトプットができますよ。過去問題そのものではないですが、出題傾向をつかむことができます。
優先順位をつけてさらに効率よく
アプリで問題を解いていくと、不正解のものだけをマークしておくことができます。問題を解くにも優先順位をつけて効率化を図りましょう。
- まったく解けなかった問題
- あいまいだったけれど解けた問題
- すぐに解けた問題
このように、全く解けなかった問題が、勉強の優先順位が高い問題です。解けなかった問題がテキストのどの部分に解説されていたか、チェックして理解を深めていきましょう。
最短ルートで合格を
勉強を続けていくと、モチベーションの維持も大切です。すこし弱気になったときは、うまく気持ちの切り替えをしていきましょう。
合格した先のなりたい自分をイメージして
そもそも、どうして試験勉強をはじめたのか。整理収納アドバイザーになって、どういった活動をしたいのか。
ぜひ、合格した先の、なりたい自分をイメージしてみてください♪ワクワクした気分になったところで、問題にチャレンジして。
70点とればよい
ちょっと極端かもしれませんが、試験は100点でなくて良いのです。
さいごに
忙しい毎日の中で、大事な時間を試験勉強のために費やすことになります。マインドマップや語呂合わせで、少しでも勉強を効率化して、最短ルートで合格を目指したいものですね。
まずは、1次試験の突破をお祈りしています!
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