「収納がうまくいかないっ!」その理由は?
インスタや雑誌でみるような、すっきりした空間に憧れるという方は多いはず。
すっきり片付いた部屋、整然と物が並んだキッチンなど、世の中には信じられないくらいすっきり、素敵な暮らしをされている方も多くいらっしゃいますね。
わたしも、そんな暮らしに憧れ、整理収納アドバイザーになりました。
かといって、すぐに理想の部屋が手に入るわけではありません(汗)日々、試行錯誤しておりますよ。
さらに、リフォームを生業としております関係で、毎日いろいろなお客様のお宅で、物と格闘しています。
本日も、2件ほど、お住まいの現地調査に伺いました。
奥様方は、リフォームを機に物を整理されようと、頑張っていらっしゃいます。わたしも少しでもよいアドバイスができればと思っています。
今日は、なぜ収納がうまくいかないのかを、リフォームのお客様の傾向をもとに検証してみました!
収納がうまくいかない理由が見つかれば、憧れのすっきり空間に一歩近づけそう☆
「収納がうまくいかない!」は合言葉?
「収納がうまくいかない。」「足りない。」というのは、リフォームをされる方の、もはや「合言葉」みたいになっています。
それも当然のことではあるんですね。
リフォームというのは、トイレやお風呂など、水まわりの設備が古くなってきた20年前後が適齢期。
ご夫婦で新築したお家は、やがてお子様が生まれ、成長とともに、物もどんどん増えていきます。20年というと、それがピークにさしかかる時期なんですね。
そして問題は、お子様が独立されても、物が減らないこと!
お子様の部屋は、学習机やピアノ、洋服や本、雑貨などがそのままになっている場合も少なくありません。
次第に、家の中の物が集められ、いつしか納戸状態に…。
そして、収納がうまくいかない、足りないということに頭を悩まされているのです。
収納したい物は使っている物?
さて、お客様が収納したいと相談される物の多くが、次のような物です。
お雛様、スキー、スノーボード、クリスマスツリー、アルバム…。
ここでクイズです。これらの共通点は?
正解は、日常生活の中では、あまり使っていない物なんです。
ここにあげたものは、使っても1年に一度、または数年来使っていないような物ばかりです。
「収納が足りない」という方は、ほとんど使っていないものを収納する場所を探していることが多いんですね。
飾らなくなったお雛様や、何年も袖を通していない洋服や、お客様用の布団や…。
これらをしまい込むことで、実は住まいのスペースを圧迫していることに、なかなか気づかないものなのですね。
収納はしまい込むことではない
このように多くの方がイメージする「収納」というのは、使っていないものをしまっておくというイメージなんですね。
日常、よく使うもの収納は、なぜか後回しになってしまう傾向にあるようです。
たとえば、毎日のお料理で利用するキッチンツールや、食器などは、無頓着に置かれていたり、取り出しにくい場所に収納されている、といった具合です。
お料理の最中に、フライパンなどの調理器具や、食材をとりにあちこち動きまわったり、調味料を探したりしていては、時間のムダですし、ストレスも感じてしまいそうですね。
収納の本来の目的は、しまい込むことではなくて、物を使いやすくしまっておくこと。
このように、考えてみると、住まいの収納を見直す基準が変わるかもしれません。
毎日使う物から使いやすくしまう
収納がうまくいかないのは、収納する物の優先順位を変えることで改善されます。本当に収納するべき物は何かを考えてみます。
時系列で選別すると分かりやすいですね。
- 毎日使う物
- 2~3日に1回使う物
- 週1回程度使う物
- 月1回程度使う物
- 年1回程度使う物
このように使用する頻度で物を選別して、よく使うものから収納場所や収納方法を考えていくと、毎日の暮らしが便利になりそうです。
収納がうまくいくと毎日がうまくいく
もし、キッチンに適材適所で食材や調理器具おさまっていれば、きっと、とってもスムーズにお料理することができるでしょう。
スムーズに段取りよくお料理ができるということは、時短につながります。
お料理が早く終わった分の時間で、何をしましょうか。
趣味の読書をしたり、絵を描いたり、ヨガやストレッチをしたり、資格試験の勉強にあてる、なんてこともできそうですね。
収納がうまくいくと、毎日もきっとうまくいく!
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