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上手な片付けの仕方

整理収納の進め方|整理の手順と使いやすく収納するポイントを解説

さわやかすっきり

整理収納を進めるとき、正しい手順を考えたことはありますか。

たいていはそんなことは考えないと思います。

もし、せっかく片付けても、いつのまにかまた散らかっているということが頻繁にあるなら、整理収納の手順が間違っているのかもしれません。

実は、整理収納の進め方には正しい手順があるのです。

そして、その手順通りの進め方をすれば、だれでもすっきり空間を長く維持することができます。

今日は、片付けた後の状態をキープできる、整理収納の進め方についてお伝えしていきます。

整理収納は順番が大切

たくさんの文房具

「整理収納」と言うことばの語順のとおり、整理と収納は、この順番がとても大切なポイントとなります。

整理収納を成功させたいと思ったら、ぜひ、この順番通りに作業をしていくことをおすすめします。

よく、インテリア雑誌や、最近ではインスタグラムなどで、整然したキッチンやリビングの写真を目にすることがあると思います。

ボックスやケースに、きれいに収納された食器棚や雑貨、洋服などを目にすると、ついつい収納を先に考えたくなるものです。

いち
いち
中身が決まらないうちに、ボックスやケースを用意してしまうことはありませんか。わたしも何度もこれで痛い目に合っています(汗)

 

ネットでとっても素敵な文房具の収納ケースを見つけて、さっそくポチッと購入したのですが、私の持っている筆記具やノートと数や寸法が合わずに、まったく活用できなかったのです。

整理を行う前に収納グッズを用意すると、つじつまが合わなくなります。

何を収納するかが決まっていないため、いざ収納してみると、うまく収められないということになりがち。

そして、せっかく用意した収納グッズをまったく使わないまま、また物が増えてしまうという悪循環が起きるのですね。

 

まずは、収納の前に整理を行い、収納するものを把握することが必要です。

 

整理と収納、整頓と片付けの関係

チャレンジスタート

ところで、「整理」とは一体どういうことを言うのでしょうか。

「整理」や「収納」「整頓」「片付け」など、思えば似たような意味のことばが、たくさんありますね。

これらは、それぞれ次のような意味でとらえてみてください。

「整理」は必要か不要かで物を分けること。「収納」は整理した物を収め、「整頓」はそれを整然とさせ、「片付け」は散らかした後始末。

このように考えると、すべての出発点は「整理」となります。そして、整理をしっかり行うことができれば、これらのサイクルはあまり苦労なく回りはじめます。

 

整理とは物を分けること

迷い

片付かない、片付けてもすぐ散らかる原因は、物が多いから。

「整理」は、簡単に言うと、「いるもの」と「いらないもの」を分ける作業のことです。

まずはとことん整理して、物を減らすことが第一です。

しかし、この「いるもの」と「いらないもの」の判断基準がなかなか難しいのですね。

たとえばこういった経験はありませんか。

何かを整理しようとしたときに、「これはまだ使えるからな~。」とか「これはいつか使うかもしれないから。」としているうちに、まったく物が減らせず、時間ばかりが減ってしまった!なんていうこと。

にい
にい
朝から始めて、お昼ぐらいには疲れてめんどくさくなっちゃいました!
いち
いち
わかります!疲れてめんどうになると、結局またもとに戻しちゃったりしますよね。

 

これでは、整理が進みません。この判断があまくなると、収納してもすっきりせず、やがてまた散らってしまいます。

 

物を分ける基準とは

時系列

「いるもの」と「いらないもの」の定義をここではっきり決めましょう。

1番わかりやすいのは「使っているか」「使っていないか」を時系列に考えるという方法です。

つまり、今日使ったか、この1週間以内で使ったか、はたまた1ヵ月以内はどうかと考えていくのです。

こうしていくと、1年程度で一度も使わなかったものは、おそらく今後も使う可能性が低いといえます。

いつか使うと思っていても、実は「いつか」はなかなか訪れないものなのです。

ここは思い切って判断してみましょう。

もちろん、「いらないもの」=「捨てる」とは限りません。人に譲ったり、リサイクルショップに出したり、寄付したりと方法はいろいろとあります。

ここでは、まず、手放してみると決めることが大事なのです。

 

思い出の品とは上手につきあって

思い出の品

誰にでも、思い出のつまった品というものはありますね。こうした思い出の品は、使っている、いないで判断することは難しい場合が多いと思います。

これらは、ぜひ一番の特等席に収納してみてください。

たとえばお気に入りのぬいぐるみなら寝室に。お子様が初めて描いた絵なら、フレームに入れて飾ってみては。

思い出の品をしまい込むのではなく、日々、楽しんでみるのもよいと思います。

いち
いち
こんな記事がありました。

思い出の品を素敵に飾る方法

 

収納はしまい込むことではない

使いやすいキッチン

物の整理ができたら、いよいよ収納していきます。

収納を、物をしまい込むことだと思っている方が、とても多いのですが、これは、大きな勘違いです。

収納は、「使っているものを、使いやすくしまう」ということなのです。

時系列で分けた物のうち、毎日使う物こそ、使いやすい場所に収納するということが、ポイントとなります。

食器棚なら、日常使いの食器が第一優先に、タンスの引き出しなら、毎日の着替える下着や靴下などが取り出しやすく収納できているかを考えてましょう。

収納のゴールデンゾーン

1番使いやすいく、番取り出しやすい場所はどこでしょうか。

一般的に、人の目線からウエストくらいまでの間がベストだと言われています。

それが、収納のゴールデンゾーン!

つまり、姿勢を大きく変えずに出し入れできるという範囲ですね。

次に取り出しやすいのが足元で、少しかがんで出し入れする範囲。

そして最後は頭の上。吊り戸棚など、こちらは1番出し入れしにくいという範囲になります。

いち
いち
お客さまのお宅で、キッチンの吊戸棚が、開かずの扉となり、中に何が入っているのかさえ分からないというのは、こういったことにも関係があるんですね。

 

収納するときには、こういった出し入れのしやすさを考えることがポイントです。いわゆる動線を考えながら、時系列で整理したものを、使いやすさを優先した場所に収納していきます。

アクションの回数

戸棚を開けるアクション

収納の場所とともに、考えたいのが、出し入れのアクション。

たとえば、オープンの棚では、①物をとる、②物をしまう、という2アクションです。これが扉付きの棚では、①扉を開ける、②物をとる、③扉を閉める、④扉を開ける、⑤物をしまう、⑥扉を閉める、と6アクションにもなるわけです。

これが毎度毎度となると、だんだん面倒になってきて、結果散らかってしまうということにもなりかねません。

整理収納のすすめかた|まとめ

並んだカップ

これまで、お話ししたように、整理収納の進め方には、ポイントがあります。

まとめると

①整理収納は順番を守ること。

・整理をしてから収納する

②整理とは、物を分けること。

・物は使っているか、いないかで分ける

・分ける基準は、時系列

③収納は使っているものを使いやすく収めること。

・収納のゴールデンゾーンを優先的に使う

・アクション回数を考える

ということになります。

整理収納の進め方は、正しい手順がわかれば、意外とカンタン♪

ぜひ、おためしください。

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