片付けを、整理収納の正しい進め方で行えば、短時間ですっきりできます。
「こちらも、あちらも片付けなくちゃ!」と、気持ちばかり焦ってしまうことってありますよね。
とはいえ、他にもいろいろやることがある中で、あまり時間をかけられないという方も多いいはず。
そこで、整理収納の正しい進め方のポイントを、実習をもとにお伝えしていきます。
題して「一時間で完成!洗面化粧台の整理収納」。
洗面化粧台のキャビネットは、コンパクトな空間ながら、物が多いので、収納に悩む場所です。
そんな洗面化粧台を、1時間で整理収納してすっきりさせていく手順を紹介します!
整理収納の進め方が分かると、どんな場所でも同じように片付けられるようになりますよ☆
Contents
①現在の状態を知る|所要時間10分
整理収納を始める前に、まずは現在の状態を確認して、問題点を見つけていきましょう。
洗面化粧台のキャビネットって、収納がけっこう難しい場所なんですね。特にこのような開き扉のキャビネットは、空間がひとつづきなので、デッドスペースができてしまいがちに。
ついつい、物を詰め込むと、奥には何が入っているか分からなくなってしまいます。
現在の状態|問題点はなに?
・デッドスペースがある
・何が入っているか、分からない
・出し入れしやすいしくみがない
②すべての物を出す|所要時間10分
次に、中に入っている物をすべて外に出していきます。持ち物を把握するのが目的です。
物を出している段階ですでに、「何これ?」「これ、こんなところにあったの!」ということが、きっとたくさんあると思います。
すべて出す|気づくことは?
・持ち物の種類
・持ち物の量
・探し物が見つかる
・いらない物が分かる
思い切ってすべて出してみると、それだけでも爽快感が味わえますよ!
③物を分ける|所要時間15分
持ち物を把握できたら、必要な物と、不要な物を分けていきましょう。
分け方の基準でもっとも簡単なのは、「使うか」「使わないか」ということです。持ち物のすべてについて、「使うか」「使わないか」を決めていきます。
そして、使うと決めた物だけを収納していきます。
不要なもの一覧
・同じ種類の使いかけの住居用洗剤
・使いにくくて結局使っていない掃除用具
・破れてしまっているビニール手袋
同じ用途の物が複数ある場合は、何本が適量かを考えましょう。
使いにくい物はこの先も使う可能性が低いでしょうし、壊れている物は、直して使うことができなければ、不要です。
整理とは、このように物を分けて、物を減らしていく作業です。
④収納のしくみづくり|所要時間10分
いよいよ、収納をしていきましょう。
今回の洗面化粧台キャビネットは、奥行きが深いので、そのまま物を入れると奥が見えなくなってしまします。
奥行きをどう利用するかを考えて、収納のしくみを作ります。今回は、突っ張り棒を利用して、奥行きを無駄にしない工夫をしていきます。
また、使用頻度を考えて、収納をしていくのもポイントです。使用頻度の低い順に、奥から手前に収納していきましょう。
収納のしくみづくり
・奥行きを考慮する
・奥と手前の2段階で計画する
・使用頻度の低い物は奥に
奥行きを制する者は、収納を制する!
⑤物のサイズ、使用頻度別で収納|所要時間15分
バスケットなどを利用して、空間を区切っていきます。このとき、物のサイズに合わせてなるべく四角く区切るのがポイントです。
扉の裏も、収納スペースとして活用できます。ここでは、レターラックを利用しています。
収納するときは
・すべてが見えるように
・立てて収納
・同じ用途の物をまとめる
・使用頻度の高いものは手前に
収納にもルールがあります。基本は「出し入れしやすく」ということ。
また、ここで利用した収納グッズは、実はあらかじめ、お客様の家にあった物ばかり。
何かしらの収納グッズをお持ちのことが多いので、わざわざ購入する必要はないですよ。
購入は、とりあえず使い勝手を確認してからでも遅くありません。使い勝手が悪ければ、もう一度見直して行く必要があります。
むしろ、そのほうがムダがなく、より洗練されたシステムになります。
一時間で完成
というわけで、1時間で洗面化粧台の整理収納が完成しました!
いかかでしたか。整理で物を分けて、収納で使いやすくしまうが基本です。
この、整理収納の進め方さえ分かれば、家中すっきりですよ!
サクサクお片付けを進めましょう☆
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